2018年にDJIから3軸搭載の小型カメラOsmo Pocketが発表されました、そこから2年が経ち後継機になるDJI Pocket2が発表・発売されました。以前のOsmo Pocketで不満とされていた部分を改善して大きく進化しています。
今回はDJI Pocket2のレビューになります。
写真でも動画撮影でも使える小型カメラを探している方にはとても良いカメラです。
DJI Pocket2
DJI Pocket2
3軸手ぶれ補正の搭載されたカメラになります。3軸の手ぶれ補正で安定した映像が撮影できて最大4K60pの動画撮影ができます。またタイムラプスやモーションラプスの撮影が可能。写真でも64MPで撮影できてパノラマ撮影にも対応しています。
スペックは以下の通りになります。
DJI Pocket2 | |
サイズ | 124.7mm × 38.1mm × 30mm |
重量 | 117g |
センサー | 1/1.7インチCMOS 有効画素数 64MP |
レンズ | FOV 93° F1.8 焦点距離 20mm(35mm換算) |
ISO | 静止画: 100〜6400(16MP) 100〜3200(64MP) 動画:100〜6400 スローモーション:100〜3200 |
シャッタースピード | 8~1/8000秒 |
最大静止画サイズ | 9216×6912 ピクセル |
静止画モード | シングルショット(16MP、64MP) カウントダウン(3、5、7秒) パノラマ |
動画解像度 | 4K 24/25/30/48/50/60fps 2.7K 24/25/30/48/50/60fps FHD 24/25/30/48/50/60fps |
HDR動画解像度 | 2.7K 24/25/30fps FHD 24/25/30fps |
動画撮影モード | 動画 HDR動画 スローモーション タイムラプス、モーションラプス、ハイパーラプス |
モーションラプス | 左から右、右から左、カスタム動作(最大4点) |
スローモーション | 1080p 120fps(4倍) 1080p 240fps(8倍) |
最大ビットレート | 100Mbps |
対応SDカード | 最大256GB SDHC/SDXC UHS-I スピードクラス1 UHS-I スピードクラス3 |
駆動時間 | 140分(1080p 24fpsで動画撮影時) |
※HDR動画撮影に関してはファームウェアアップデート(v1.1)から利用できるようです。
DJI Pocket2は本体のみとクリエイターコンボの2種類販売されています。
DJI Pocket2を購入した理由
このDJI Pcoket2の購入理由としては、手軽に手ブレを気にせず動画撮影できることやモーションラプスの撮影ができるので購入しました。
特にモーションラプスの撮影ができるのが大きい購入理由で、他のカメラ(ミラーレスカメラ・GoPro等)でモーションラプスの撮影をする際はジンバルや回転台など別途機材が必要になります。ですが、DJI Pocket2ならカメラ本体のみでモーションラプス撮影ができます
モーションラプスとは、
ある一点からある一点に向かうようにカメラの向きを変えながらタイムラプス映像を撮影する機能です。
さまざまな撮影ができるので映像表現の幅も広がるのがこのDJI Pocket2の魅力でもあります。今回、DJI Pocket2の本体のみを購入。
DJI Pocket2の開封
DJI Pocket2ですがコンパクトなパッケージに包まれています。
開封すると以下のような感じです。
内容物は以下の通りです。
- 本体+カバー
- USB-Cケーブル
- ストラップ
- 三脚穴アダプター
- スマートフォンアダプター(USB-C、ライトニング)
- ミニ操作スティック
- ステッカー
- 書類(取扱説明書等)
カバーを外すと本体があります。
充電用のUSB-Cケーブル
ストラップ。本体にはストラップホールがあります。
三脚穴アダプター。アダプターには三脚のネジ穴とUSB-Cを挿す穴があり、『OSMO』の文字があります。
スマートフォンアダプターにミニ操作スティック。
本体とスマートフォンに接続するためのアダプターになります。
DJI Pocket2の本体特徴
DJI Pocket2の本体の特徴ですが、片手の指先だけで簡単に操作できるような形になっています。
右側面に電源ボタンとストラップホール。上部にマイク穴があります。
左側面にはSDカードを挿す部分があります。
正面にはモニターにアダプター接続部分、録画ボタン、写真/動画モード切り替えボタン、
ランプ、マイクがあります。
底にはUSB-Cポートがあります。
DJI Pocket2の設定
DJI Pocket2のアクティベーションをします。アクティベーションにはスマートフォンと接続します。ライトニングアダプターをDJI Pocket2に取り付けてiPhoneと接続。
画面に表示される手順通りに進めていきます。
ファームウェアの更新も同時に進みます。
iPhoneに保護ケースをつけたままでもDJI Pocket2を接続することができます。
保護ケースのままでも接続できるのは便利です。
アクティベーションとファームウェアの更新が終われば本体のみで使用が可能になります。
スマートフォンと接続したままでも使用できます。
また、底の部分を三脚穴アダプターに交換します。
底のにはケースが取り付けられているので引っ張って外します。
三脚穴アダプターを取り付け。最初からこの状態で販売すればよかったのではとも思います。
この三脚穴アダプターですが取り外す際はとても力が入ります。硬くて外れにくいので一度取り付けたらそのままにする方がいいかと思います。
私はこの三脚穴アダプターを取り外した際は、ミニ三脚を取り付けてからミニ三脚を持って引っ張って取り外しました。この方法はよくないかと思います。
DJI Pocket2で撮影
DJI Pocket2で写真撮影(シングルショット、パノラマ)、動画撮影、モーションラプスの撮影をしました。
DJI Pocket2での写真撮影(サイト掲載のため圧縮しています)
設定は16MPで撮影。
パノラマ撮影
動画撮影(4K60fps)
モーションラプス
動画やモーションラプスに関してはとても安定しています。
DJI Pocket2の使用感 いい点・イマイチな点
DJI Pocket2を使用して感じたいい点とイマイチな点は以下の通りです。
DJI Pocket2ですが、片手で操作できて簡単に扱うことができます。モード切り替えやシャッターボタン、モニターのタッチ操作など親指で操作できるのが快適です。動画や写真の設定も簡単にできます。
また、電源ボタンを長押しして電源を入れてからすぐに撮影できる機動力があります。
撮影したいと思った時にさっとカバーから出して電源を入れて撮影までの間がスムーズです。
ストレスなく撮影を開始することができます。
3軸ジンバルが先端にあり手ブレを意識することなく適当に持ち歩きでも揺れの少ない映像が撮影できます。また、他のカメラでは別途機材が必要なモーションラプス映像などがDJI Pocket2では簡単に撮影をすることができるのもいい点です。
実際に使ってみて歩きながら撮影するなどVlog撮影をされる方にはとてもいいカメラかという印象です。
イマイチな点としては以下の通り。
DJI Pocket2で撮影した動画は完全に手ブレが補正されているというより若干ですが縦揺れはします。手振れで見づらい映像ではないですが、歩く揺れは少し感じます。縦揺れに関しては少し意識して撮影する必要があるかと思います。
アダプター類の付け替え等が若干手間に感じます。
普段ミニ操作スティックをつけていますがスマートフォンと接続する際はアダプターの付け替えが必要になります。パノラマ写真のデータを生成する際にはスマートフォンと接続が必要でアダプターの付け替えが必要です。
そして、ミニ操作スティックではカメラの向きやズームの操作が可能ですが、写真や動画の設定で解像度やfpsを選択する際にミニ操作スティックを使って項目の移動や選択ができません。ミニ操作スティックでの操作ができると嬉しいところです。
最後に
DJI Pocket2ですが購入して満足なカメラです。
手ブレのない安定した動画を撮影できることはもちろん、扱いやすい操作性があります。
画面タッチで設定も特に難しくなく親指一本で操作ができます。
これからYouTubeでVlogを始める方には良いカメラかと感じます。
特にクリエイターコンボを購入するとワイヤレスマイクも付属するのでいい音と安定した映像を撮影できます。手軽に撮影したい方にはおすすめなカメラです。
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